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農産だより

「有機JAS」規格

農水省が定める農産物の規格の一つに「有機JAS」規格というものがあります。


JASマーク.GIF


聞いた事や、見たことがある方もだいぶ増えて来ていると思います。

でも実際どんな規格かを知っている方は、まだまだ少ないと思います。

今後、信用できる規格の一つとして是非、一人でも多くの方に知っておいて頂きたいです。

っと言う事で、皆様に知って頂く為に何回かに分けてどういう規格なのかと言う事を説明させて頂きます。


まずは、成り立ちからいきましょう!!!

20世紀、日本では高度成長期の真っただ中でした。

主力産業の一つである農業も生産性をあげる為に、作業の機械化や化学肥料・化学農薬の使用が推進されてきました。

生産性はもちろん上り農家さんは大喜び。何の疑問もなく化学肥料に化学農薬を使いました。


しかし、長年にわたり同じ場所で化学肥料や化学農薬を使っていると生態系に悪影響があることが次第に解ってきます。

土の中には、菌類やバクテリアなどの生物がたくさんいます。

本来は落ち葉や腐った木、糞尿などの有機物を分解して生きています。

しかし、これらの有機肥料の代わりに無機質の化学肥料ばかりを使用し続けると、有機物が不足しはじめ、土の中の微生物が減少していきます。

やがて、無機質を好む細菌が土中に繁殖しやすくなります。

その結果、植物は病気にかかりやすくなり、対処のために農薬の使用を増やさざるをえなくなり、…という悪循環に陥ってしまうようになりました。


そんな中、化学物質を利用せず、旧来のような天然の有機物や天然由来の無機物による肥料などを利用する、自然のしくみに逆らわない農業が見直されはじめました。

それが「有機農業」です。

農作物の収穫量よりも、土まで含む生態系全体を健康に保ち、永続して農業を続けられる事に利益を見出す農業です。

同時に世界でも農薬が、薬害や公害の原因であることが明らかになり、それまで推進されてきた農薬が規制され始めました。

健康にも害を及ぼす可能性があると言う事で、商品としての「無農薬」「有機栽培」などの価値感も高まりました。


しかし、確立された定義がなかった為、お金儲けの為に類似品や偽物が出回り始め、消費者の混乱を招きました。

そんな事態を防ぐ事を目的に、2000年に日本農林規格に「有機JAS」規格が制定されました。

「有機栽培」において、公的な定義が設けられたということになります。



さて..この「有機JAS」と言うものがどういうものか何回かにわけて詳しく説明していこうと思います。

ご興味があれば読んでみて下さい。

続く...